Urza's Sagaが発売されて約1ヶ月が経ち(本原稿を書いているのは98年11月頭です)、
Standard(TypeII)ではUrza's Sagaが使用できようになりました。
そこで、Urza's Sagaを使った面白いDeckを紹介したいと思います。
このDeckは、Tolarian Blueと呼ばれているDeckで、このDeckのコンセプトは、
相手に一気に60枚以上cardひかせるタイプのLibrary破壊です。
では、まずDeckの構成です。
| 4 | Stroke of Genius |
| 4 | Mind Over Matter |
| 4 | Time Spiral |
| 2 | Attunement |
| 2 | Turnabout |
| 2 | Powersink |
| 4 | Windfall |
| 4 | Mana Vault |
| 4 | Lotus Petal |
| 2 | Scroll Rack |
| 4 | Urza's Bauble |
| 4 | Voltaic Keys |
| 2 | Mox Diamonds |
| 4 | Tolarian Academy |
| 10 | Islands |
| 4 | Wastelands |
| Blue | Artifact | Land |
Deckの動作の解説に入るまえに、
今回、使用するUrza's SagaのCardの解説をします。
Cardだけみると、ただCardを引くだけのDeckのように見えますが、
正にそのとおりです。ただ、恐ろしく多くのmanaが生成できるため、
Cardを引く枚数が尋常ではありません。
では、実際にどのようにして大量のmanaを生成し、
対戦相手のライブラリを一気に全部引かせるかを説明します。
さて、実際問題としてDuelをして勝つためには、
5turnを目安にしておく必要があります。
この5turnとは、現在のStandardでmono Redなどと
対戦する時に、大体の決着が見えるturn数です。
5turn目に60枚近くcardを引かせる手口を考えてみます。
Mind Over Matter(手札を1枚捨てることにより、
Artifact、Creature、Landのいずれかを1つUntapできる)
を使って手札をmanaに変えていく方法を中心にして説明します。
あえて、ここでは、manaの生成ロジックだけ考えますので、
一時的に他のKey CardであるTime Spiral等のロジックは省略します。
5trun目の状況として、Mind Over Matterが張ってあり、
Artifactが2つ(Mana Volt、Scroll Ruck)で、
Landが3つで、うち1つがTolarian Academyであると仮定します。
5turnなら、後攻で5枚引けますので、12枚の手札を回している
ことになります。
うちLand、Artifact、Mind Over Matterで7枚使うことになるので、
残り手札は5枚、1度counterを使ったとして、残り手札は4枚とします。
なお、他のロジックを省略している都合上、ここでは、
手札に2枚、Stroke of Geniusある仮定させていただきます。
この状態の5turn目で生成できるmanaを計算すると、
2(Island)+2(Tolarian Academy)で4mana、Mind Over Matterを使って、
Stroke of Genius以外の手札を3枚discardすることによって、
Toralianを3回untapするなら6mana追加ででますが、
この場合、mana voltをUntap した方がmanaがでますので、
Mana Voltから、3+3x3=12manaでます。
従って、16(=UUUU12)あるので、Stroke of Genius(U2X)をCastすると、
最大13枚引けます。この13枚で、Tralianを1回untapして、UU、
のこり12枚で、Mana Voltを12回untapして、36manaなので、トータル
38(=UU36)でますので、残りのStroke of GeniusをCastすると、
相手に35枚引かせることになります。
ところがこれでは、library破壊が完了しません。
1turn毎にdrawにより、3mana余分に出せるようになるので、
5turn目で手札を4枚と仮定していたので、あと3turn持ちこたえれば、
8turn目に7枚手札になれば、1回目のGeniusの時にMind Over Matterの効果で、
3回余分にMana Voltをuntapできますので、9枚cardが余分に引けます。
ということは、
1回目のStroke of GeniusのCastで引くcardは13+9=21枚となり、
Mind Over Matterで、
Tolarian Academyを1(Stroke of GeniousをCastするため)と、
Mana Voltを20回untapすると62(=UU60)mana出せるようになります。
以上でmanaの生成ロジックは理解できると思います。
ところが、勝つためには5turnで60以上のmanaを生成しなければなりません。
ここで、ややこしくなるので、省いていたTime Spiralを考えてみます。
このTime Spiralで7枚に手札を戻すことを考えれば、
5tun目で手札が7枚になっていることもあるわけです。
Key Cardの枚数は多いですが、ありとあらゆるDrawing Engine
(カードを引くためのロジック)があるため、
必要なCardはおもったより簡単にあつまります。
ここまで書くと、いけそうかななと考えますが、 このdeckの問題点は3点あります。
Mind Over Matterがないと、Manaが増やせない。
Geniusを打つ時にMana生成の為、手札ほぼなくなり、
残っているのが、Stroke of Geniousである。
Mind Over Matterは UUUU2で、色が濃い。
さらに改良の余地があるdeckですが、
手札をmanaに変えて、一気にケリを付けるあたり、
Pros Bloom(20点のDrain Life)と酷似しており、
決まると非常に気持ちの良いdeckです。